交流会の参加費は、参加者が全額負担?
町内会の会長として前任者から託された目標のひとつは「町内会活動のスリム化」です。もう一つが「町内会費の適正な支出」でした。以来3年が経ち、現在、最終段階に入っています。
以前から町内会活動には、新年会などの食事会や小旅行など合わせて3つの交流事業がありました。
問題の提起は、この交流会の一人当たりの経費が5000円以上もかかるのに、参加者の負担金額は一人当たり500円〜1000円ほどだったことです。これまでは、一人当たりの不足分を町内会会費の総額から支払っていました。このやり方は、「会員相互の助け合いの精神」によるものですが、誰が考えてもおかしなことです。
また、予算の立て方は、あらかじめ不参加人数を想定し、その会員の会費分を交流会に充てるものでした。
数年前から会員の高齢化に伴って交流会の参加者が激減する中、参加でない会員から不信の声も上がって是正が求められてきた事業です。今の時代、当然のことですが・・・。
【これまでの年間活動表(①全体)】
【これまでの年間活動表(②の部分)】
町内会の根幹事業だけが残りました!
交流会に対する会員の声の多くは参加者は経費の全額を負担し、会費から切り離してほしいというものです。これをそのまま受けると町内会活動から交流事業が除かれ、班内の回覧板活動、街路灯の維持管理、高齢者の見守り(安否確認)などが残ります。
これを「新年度版:年間活動予定表」に当てはめると以下のようになり、古いタイプの私にとっては淋しい限りの活動同内容になってしまいます。(今後の総会では、交流会の企画だけは四役員会の業務に残る可能性はあります)
しかし、現在、町内会活動をしている世帯の多くが、子育て世代、夫婦共働き世帯、単身就労世帯であることを考えれば、町内会事業の縮減は当たり前です。これまでの活動は、どちらかと言えば定年退職者用の生きがいづくりであり欲張り過ぎていたのかもしれません。
一方、会員の総意は「町内会活動のスリム化」の方向にあり、現四役員が到達した「誰もができる町内会四役員の仕事」と事業の範囲が一致したように思われます。
【②に相当する新年間予定表】
上の②の表と比較すると、空欄の部分が多いことが分かります。
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